前橋市朝倉町で新築移転工事をしていた前橋赤十字病院の新病院が完成し、六月一日に開院する。県内初の放射線治療装置など最先端の医療設備を整備し、院内に芸術作品を取り入れて患者や家族を癒やす取り組み「アート・イン・ホスピタル(AIH)」も導入。「皆にとって優しい、頼りになる病院」(中野実院長)を目指す。 (原田晋也)

 新病院は鉄筋コンクリート造りの地上七階建てで、病床数は五百五十五床。敷地面積は現在地の約四倍となる十二万平方メートルあり、不足していた駐車場は千九百台用意した。歯科技工用

 現在地(同市朝日町)の病院は老朽化が進み、増改築で院内が複雑化したため、南に三キロへ移転することになった。総事業費は三百七十九億円。ホワイトニング

 新たに設置した放射線治療装置「サイバーナイフ」は、機械制御のロボットアームから脳腫瘍やがんなどの病巣に正確に放射線を照射し、治療する。手術や麻酔の必要がなく、痛みもないため患者の負担が軽い。国内三十数施設で稼働しているが、県内では初導入となるという。

 手術室は十五室あり、手術中にコンピューター断層撮影(CT)が撮影できる最先端機器も導入。ドクターカーを迅速に出動させるため、市消防局の救急隊員が常駐する施設も造った。

 県内唯一の「基幹災害拠点病院」に指定されているため、非常時の備えも充実させた。本館は最新の免震装置を採用し、最大五百人を収容できる講堂もある。敷地西側には、自衛隊双発ヘリ(CH47)が離着陸可能なスペースも設けた。

 一方で、患者や家族への配慮も工夫した。AIHを提唱する銅版画家の山本容子さんの監修で、山本さんら四人の芸術家によるステンドグラスや、絵画などの芸術作品を院内七カ所に設置。総合病院の設計段階から芸術家が関与するのは、国内初という。

 患者が手術中の家族らの待合室には、青白磁の器を並べたオブジェと泉をモチーフにしたステンドグラスを展示。山本さんは「中には十時間待つような人もいる。待っている間、じっと見て何かを考えているうちに時間がたつような、不思議な空間にした」と語った。

 三日午前十時~午後四時、一般向け内覧会がある。予約不要。

http://athena.kyo2.jp/e528258.html
2018/05/02(水) 15:49 UNARRANGEMENT PERMALINK COM(0)

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